一人で店番するのはまだ数えられる程度。
おばさんが心配するのは無理もない。

「じゃ、お願いね。困ったら連絡してよね」

「はいはい」

私は笑顔で手を振って見送った。



「さてと!頑張りますか!」



自分自身に喝を入れることで、不安を消し去ろうとしていた。
それが今の私にできる唯一の手段だったから……