「戸高さんいますか?」
定時すぎに聞こえてきた艶ある声。
「ああ、どうした?」
「ちょっと来て。」
「ちょっと抜けるわ。」
チラリと横目で見るが、交わる事のない視線。
ダメだな………どんどん欲張りになってきてる。
最初は見てるだけで充分だった。
一目見れた日は1日仕事が頑張れるほどだった。
それが、秘書課に配属されたお陰で話す事が出来た。
気取ってる様な雰囲気なんて微塵もなくて、気さくだし話やすい人だった。
“お疲れ様です”から始まった会話。
それが今は会うたびに声をかけて来てくれるし、堅苦しさなんかなくて冗談混じりの会話が増えた。
もっと―――――もっと、知りたい。
それと同時にもっと知って欲しいと思う。
PCから視線を移して窓の外を見れば、向かい合い微笑み合う仲睦まじい2人。
つい最近まで俺もあんな感じだったはず。
それを壊したのは俺。
気持ちを理性を欲望を抑えられなかった。
定時すぎに聞こえてきた艶ある声。
「ああ、どうした?」
「ちょっと来て。」
「ちょっと抜けるわ。」
チラリと横目で見るが、交わる事のない視線。
ダメだな………どんどん欲張りになってきてる。
最初は見てるだけで充分だった。
一目見れた日は1日仕事が頑張れるほどだった。
それが、秘書課に配属されたお陰で話す事が出来た。
気取ってる様な雰囲気なんて微塵もなくて、気さくだし話やすい人だった。
“お疲れ様です”から始まった会話。
それが今は会うたびに声をかけて来てくれるし、堅苦しさなんかなくて冗談混じりの会話が増えた。
もっと―――――もっと、知りたい。
それと同時にもっと知って欲しいと思う。
PCから視線を移して窓の外を見れば、向かい合い微笑み合う仲睦まじい2人。
つい最近まで俺もあんな感じだったはず。
それを壊したのは俺。
気持ちを理性を欲望を抑えられなかった。

