教室に入り、いつもどうりに自分の席に荷物を置いて、恵里の所に語りに行った。 「さっきね、松木先生とすれ違ったんだ!!」 「へぇ~。よかったね。」 恵里の返事はいつも素っ気ないけど、返事をくれるだけで嬉しい。 それからは、色々と卒業式に出る準備をして担任の先生を待った。 担任の先生は、20代の女の先生。 だから、恵里と「袴かな?」って言ってた。