砕け散ったレナの人形の
横に落ちていた日記を拾い上げる真奈。


埃を払い
ひっくり返ったテーブルを起こして


ノートを広げ座った真奈。



「レナがまだ私のことをママと言ってくれません。


でもレナがママと言ってくれないのは
当たり前です。


なぜかというと…」


真奈は肩を震わせて笑いだす。


「ははは…レナは


ばらばらに砕け散ったからです。


ははは!」