片思い?両思い?



「どこ行くの?」

「ああ?・・・わかんねぇ・・・俺、兄貴と違って金ねーし・・」

貰って来ればよかった。

「じゃ、その辺プラプラする?」

「おお・・・色々話もしたいだろ?俺も聞きたいことあるし・・・」

「うん」

って事で、俺たちは公園の・・・ブランコに乗っている。

「なぁ・・小渕って兄貴のこと好きになったりしなかったのかよ?」

「しないよ?なんで?」

「いや、兄貴モテるからさ」

「う〜ん。好みのタイプが違うんだよね」

「そっか」

ちょっと安心した。

「夕陽君は・・・茜さんのこと・・本当にいいの?」

「ああ・・彼女は憧れだからな。まぁ幸せでいてくれるなら良いってところかな」

「そっか」

小渕もそれを聞いて安心したようだ。

「だけど・・・高校が違うから・・・」

「会えないと心配か?」

「・・・・うん」

お・・・普通に素直だな。

「夕陽君モテるから・・・」

「あ?・・・俺、モテねーぞ?」

「はぁ・・・だから鈍感だって言うのよ・・・」

「なんだよ?それを言うなら、お前だってモテるだろうが・・・」

「モテないわよ・・・」

「それこそ鈍感じゃねーかよ」

「なによ」

「なんだよ」

なんでこうなるんだ・・・。

「・・・心配なのよ」

「そんなの俺だって心配だよ」

「どーすればいいのよ・・・」

「俺が知るかよ」

「・・・優しくない」

「あ?」

「ぜんぜ〜ん、やさしくな〜い!!」

「うっせぇ・・・これが俺なんだよ!・・・ま、何とかなるって」

「・・・うん」

ちょっと不安そうな小渕の頭に手を載せて、

「信じようぜ?・・とりあえず」

「・・・うん、とりあえずね」

・・・可愛くねぇ。

ま、俺たちはこんな感じが一番いいのかもな。


でも、これで本当に大丈夫なのだろうか・・・?







〜完〜