「麻由大丈夫?送ってこうか?」 そう言ってくれた子も居た。 でも私の家遠いし、夜遅いから 断ったんだ。 --まぁ、濡れても大丈夫だよね-- そう思って雨の中に足を踏み入れようしたその時、 「君っっっ!!」 びっくりして一瞬何か分からなかったけど、 後ろを見たら、多分私より年上だろう男の人が立っていた。