姫とあいつと婚約者

けど、
そんな笑顔が─────────。





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連の今までの声が全て聞こえる。
その度に私がどれだけ我慢をしていたかも、思い出す。





いっつもいっつも



連のことしか考えられなくて。
とにかくいつも“連”という言葉が出てきて。



連が私の前から消えてしまったときも、
いつも思い出しては泣いて
ピンチな時に


いつもその名を呼んで



けど、
虚しく響き渡り、誰も来てはくれない。



私を助けてくれない。



もう、忘れようと思った。
連は私のことなんて忘れてそうだったし。