姫とあいつと婚約者

もう、
全てがどうでもよくなってしまった。


擦られ
声を押し殺し
涙を


流した。
目を瞑り
現実から逃げるように。




「あれ、泣いて────────。」





その瞬間、
男Aは倒れた。

正式には、
私の上に倒れたから
感触でわかった。







な、




何が、




何が起こったの?









怖くなって、
片目を開いた。