そんなときだった。 携帯が震える。 それと同時に けたたましく鳴り響いた着信音。 怪訝な顔で睨み付ける父親を横目に 携帯の画面を見つめる。 表示されたのは 幼馴染みの優香の名前。 優香は仲良しだと思っているらしいけど 私からすればただの腐れ縁。 切れるものなら切りたい縁だ。 そんな上辺だけの友達が 私にはどれくらいいるんだろう。 心から信じられる友達が 私にはどれくらいいるんだろう… 学校の友達が頭に浮かんで 虚しくも消えていった。