「38度?」


南ちゃんがピクっと片眉を上げる。



「どーせ6限もサボるんでしょ?」



さおちゃんの容赦ないツッコミは図星のようだ。



「だったら先生がうまく言っておいてあげるから送ってあげなさい」



結局、さおちゃんに押し切られる形で私たちは一緒に早退することにした。