「テメェに用はねぇが幸花にはあるんだよタコ」


「タ・・・?!」



慌てて一階へ駆け降り、間一髪のところで梓ちゃんの前へ立つ。



「南ちゃん、これ取りにきたんだよね?」


「あぁ。サンキュウな」



私は玄関に立つオトコに一冊のノートを差し出した。