-ピンポーン-



もたもたしていたらインターフォンが鳴った。



ヤバイ。



いつもは勝手に入ってくるクセに今日はなんでインターフォン?



・・・緊張しちゃうじゃない。





「幸花~!!遥来てんぞ」



インターフォンに出たらしい梓ちゃんが階段下から私を呼ぶ。



「は、はいッ。すぐ行く!!」



慌てて階段を駆け下りる。