「ごめん」



静かにそう言うと遥ちゃんは帰った。



何て事言ったんだろ私。



なんだかわからないこのもやもやした気持ちを遥ちゃんにぶつけて遥ちゃんを傷つけた。



嫌な奴だ…私。



最低だ…私。



その日の夜から遥ちゃんはしばらく撮影のため日本を離れた。