「何を言ってる、現行犯じゃないか」


「そんなっ」


「暴力はよくない。だが教頭先生は理由も聞かず伊達だけが悪いと決め付けるような人じゃないから安心しろ。ですよね教頭?」



旭先生がフォローしてくれた。



「も…もちろんだ。とにかく全員、校長室へきなさい。怪我してる者はここで手当を受けていきなさい」



若干しどろもどろの教頭が全員を校長室へと促す。



「沙織先生手当よろしくお願いします」



「はい」