「幸…花?」



南ちゃんの動きが止まった。


我に返った南ちゃんが私を連れてきたユサさんを睨む。



「一体何があった!!」


教頭先生のご登場だ。



「伊達またお前か!!」



教頭先生が迷わず南ちゃんが悪いと決め付ける。



「待って下さい!南ちゃんは理由もなくこんな事しませんッ」



私は教頭の前に出た。