「良かっ…た。お前が俺に話し掛けてくれる事はもう二度とないんじゃないかって…内心すげぇビビった」


「そんな事ある訳ないよ!」



大切な家族なんだから・・・



「ただちょっとびっくりしちゃって…どうしていいかわかんなかっただけなの」


「…幸花」


「だけど、梓ちゃんが大切な家族っていうのは変わらない」



「・・・ありがとう幸花」



そう言うと梓ちゃんは力無く笑った。