「どこ行きたい?」



面倒臭さがりの南ちゃんが仕切る訳ないのでここは梓ちゃんが仕切る。



「観光名所とか景色のいい所ぶらつきたいな」



取り敢えずホテルに置いてあるパンフレットを開ける。



う〜ん。


見事に英語だね。



「ここには有名な建築物があるみたいだぞ。あと有名なのは丘に、露店の並ぶストリート・・・」


固まっている私を見た梓ちゃんがパンフレットの写真を指差しながら説明していく。



「さすが梓ちゃん」



「梓センパイかっこいいですぅ」



ひな子ちゃんの目がハートになる。