「まぁまぁサチ、機嫌直して。ビーチボールあるよ」



遥ちゃんが完成間近のビーチボールを指差した。


膨らませているのは梓ちゃんだ。



「わぁい☆やりましょ」



「南ちゃん?」



パラソルから出てこようとしない南ちゃんに声をかける。



「遠慮しとく」



やっぱり・・・