「オマエ昔から病気になると気弱になってたもんな」



後ろ姿からでも南ちゃんが笑ったのがわかった。



「花奈サン帰ってくるまで寝てろ」



ママ帰ってくるまでいてくれるんだ。



「うん」



誰かが側にいると安心して眠れる。



私は再び襲ってきた睡魔を抵抗せず、受け入れた。