「遥ちゃん心配してくれてありがとう。もう大丈夫だから梓ちゃんに付いててあげて?」



遥ちゃんはしぶしぶ部屋を出て行った。



「南ちゃんもずっと付いててくれてありがとね」



「ん」



南ちゃんは雑誌へと目を戻していた。



「なんかいるもんあるか?」



「うんん、南ちゃんがいてくれるだけで心強い」



病気の時って1人になると心細くなっちゃう。