ガチ…
と金属のふれあう音がして、振り返ると鎧を着た2人組が現れた。
そして早くも剣を抜いた1人と目が合う。
あたしは嫌な予感がして恐る恐る見上げる。
ごく…
もしかして…
男は王子を見上げ睨みつけた。
「おい…俺は聞いてないぞ」
ギルロッ!! ともの凄い眼力で明君を睨み、暗黒のオーラを出す。
やっぱり中条君デターッ!!
「俺は子供には剣を抜かない主義なんだよ!!!」
あ、以外と優しいね中条君。
そんな人を何人かヤッちゃってそうな顔して…
…
てゆうか…
「誰が子供だボケー!!!」
「ぬっ」
ガチーン!!
刃がぶつかり合う音。
あたしと中条君の一騎打ちが始まった。
ぐぬぬ…
こいつ…ぎったんぎったんにしてやるっ!!
