殺気を出している背が高い中条君から見下ろされる形になる。
うう…
あたしはぎゅっと口を結び耐えた。
「…璃子が言うならしょうがないわね。」
ふう…雅ちゃんは言う事聞いてくれた。
中条君…は?
ちらっと見上げると中条君はこっちを見ていた。
な、何…?
「……なんでここに小学生がいるんだ?」
…ぶっち
あたしのか細い堪忍袋の緒がキレた音がした。。
「16歳じゃコラーッッ!!!!」
「わー!!りこちゃん落ちついて!!」
殴り掛かろうとするあたしを明君が押さえつける。
「…高校生か?」
驚いて中条君が言う。
きーッ
どーせチビですよ!!!!
明君に羽交い締めにされながらもあたしはガルルッと中条君を睨む。
