あれ?
なんか忘れているような…
はっ!
「……本当にその…なんとかレンジャーっていうのするの?」
さっきから気になっていた事思い出し、明君に聞いてみた。
だって、ありえなくない?
変身!とかでしょ?
そこまで地球の科学は進歩してないっつの!
それにあたしバイク乗れないし。
…あ、それはなんとかライダーの方か。
「するらしいで?」
明君は背中の打ち身をさすりながら言った。
その一言でまたしていた妄想がパチンと割れた。
ぽかんと明君を見た。
「え、あの…変身ベルトは…?」
「あるわけないやん」
あは、やっぱり。
「これや。」
ガコン!
明君はどこからともなく大きなヘルメットを出した。
