「つれへんなー雅ちゃん」 雅さんの方へ歩いていった明君は雅さんに話しかけて… 蹴り飛ばされた。 「ぎゃ!明君!!」 蹴る!!??フツウ男蹴る!!!? 地面と水平に飛んできた明君は壁にぶつかった。 華翁さんはフンと髪を払った。 あたしはあわあわと駆け寄った。 ごそ…と起き上がった明君。 さすがに明君も怒るんじゃ… ちょっとヒヤヒヤして見つめる。 「いちち…壁は高い方が上りがいがあるんや!」 そう言って瞳を輝かせる明君。 …。 「……打たれ強いね。」 …ごめん、ちょっと引いた。