「あいつらは?」 「は?」 「屋上でお前の足止めしてた奴ら」 「あー、うぜえからぼこった」 えー? 学校では王子様の悠弥が…? やっぱり恐い…。 「これ以上莉子に手出したら許さねーから」 翔太の胸ぐらを掴み睨んでいる。 今まで何回も睨んでたのを 見たことあるけど、今日が一番恐い。 「わ、わかったよ…莉子をあ、諦めるよ」 「次また莉子に手出したら 一発じゃすまねーから」 それと同時に手が離れ、翔太は走って 逃げていった。