お母さんやお父さんが歩き始めた後ろを あたしは、とぼとぼと歩きだす。 「莉子。行くな。」 ゆ、悠弥…? あたしは、すぐに振りかえる。 すると悠弥が、今まであった 一定距離を崩し、こっちに向かって 走ってきている。 な…んで……くるのよ…。 離れられなくなっちゃうじゃん。