まずは安定した仕事・・・ちゃんとした・・・


今の仕事の派遣じゃ、不安定で美穂や子供を養うことは無理だ・・


だから俺は必死になって正社員になれる職場を探す・・・


だがこの不況でなかなかない・・・・



資格でもなきゃな・・・




そう思ってるうちに月日はたち、お腹の大きい美穂をみた・・・


そしてあのたくまが隣でやさしく微笑む・・どう見ても新婚夫婦だ・・・



けど・・まだ結婚してないよな・・・もし美穂があいつの気持ちを受け入れたら、俺は完全にチャンスがない・・・






俺は翌日、安産祈願のお守りを美穂に渡そうと思い、自宅に訪ねる・・



だが、美穂は留守で、出たのは母親だった・・


俺の顔を見て、曇っていた・・そうだ・・親の立場からいえば俺は美穂の元彼だけど、傷つけたひどい男だもんな・・美穂はどう話したんだろう・・・


「確か広君ね・・お久しぶり・・」


「お久しぶりです、実は美穂さんに渡して欲しいものがあって・・・」


安産祈願を預ける・・が


美穂の母親からできればもうかかわらないでほしいと言われた・・・

子供の父親でもないし、今美穂にはちゃんとした仕事にもついて好いてくれる人もいる・・幸せを邪魔するなと言われた。