美穂がイギリスへ・・・二度と日本に戻らない・・・

そんな・・・


「おい!たくまっ!美穂は何時の飛行機だ?!」


俺は時間を聞き、急いで空港に向かうが・・・





*********


「たくま君、見送りありがとう。」


「向こうに行っても俺、あきらめないよ、出張があれば行くから・・」


「向こうで会えたら歓迎するわ、友人として・・・」




そして、ゲートに歩き出す。



美穂の姿が見えなくなると、広が焦って現れる。



「ハァハァ、美穂は?」




「残念だったな、美穂はついさっき飛行機に乗った。」


それを聞いた広は愕然とした。


「何で・・俺に黙ってた・・いや・・黙ってるつもりなら何故急に教えた・・」


「・・・美穂には言うなといわれていたし、お前にこのまま黙ってもいずれわかるしな・・・教えないのは卑怯なきがいしてさ・・・お前・・このまま受け入れてくれなくても待つって言ったし・・」



「・・・・」

「美穂から手紙を預かった。」




たくまは白い封筒を広に渡す。