「・・・ごめん、今さら遅いってわかってる・・でも・・・」


「・・友達でいようと思った・・でも・・無理だね・・広が私を友達と思えないのなら・・都合よく考えて、広を縛りたくないわ・・私は今ルイの母親でもあるの・・」


美穂の目は凛としてる・・今の俺とは釣り合わないと言われてるように・・



「・・・広・・私はルカを今でも愛してる・・当時広とゆかのことで哀しんでるとき支えてくれて・・彼は私が広と付き合って苦しんでるときから見守ってくれて・・生きることが難しいとわかっても・・彼の傍にいたい、彼の最後の人になりたいと思ったの・・裏切られてみじめな私を頑張ったねと言ってくれたの・・そんな彼を生涯愛しつづけたいの・・広のことはもう恨んでない・・友人と思ってる・・でもそれ以上になれないの・・・」



「・・・あいつ、たくまだったらいいのか?」



「・・・たくま君は関係ないわ・・私の気持ちを知ってる・・いつまでも待つって言ってくれてる・・私にとって彼は友人であり、恩人・・彼を利用してるというなら、仕事も彼とは関係ないとこを探すわつもりよ・・イギリスにいたとき、資格の勉強もしてたし・・」



美穂は前を向いて歩いてる・・。