だが、人が多くて咲良ちゃんの姿が見えない 「千夏ーっ」 「咲良ちゃんーっ!?」 あたしは一生懸命、咲良ちゃんを捜す 「いた。こっち」 颯人の背が役に立ち、咲良ちゃんを見つけ出した あたしと颯人は人混みを掻き分け、咲良ちゃんのところにたどり着いた 「やっぱ2人で来てたんだ」 「咲良ちゃん、1人?」 咲良ちゃんの周りには一緒に来たような人は見当たらない