待って…



やっと颯人を思い出に出来そうだったのに




「まぁ大学は広いし、そんな簡単には会わねーよ」




と、駿君が安心させてくれた



でも会えないと思うと少し寂しいよ



馬鹿だね、あたし



あたしは新しい町に着き、マンションの前で降ろしてもらった




「戸締まりはしっかりな」




駿君はそういって去って行った



あたしは新しい家に入った