咲良ちゃんは涙を堪えながら言う




「…颯人に幸せになってほしいから」




あたしは手紙には



あたしの気持ちを書いた




『颯人へ

颯人と出会ってもう

4年の月日が流れたね

あたしはこの4年で人を

愛することを知りました

颯人に会うまであたしは

自分はいらない子だと思ってた


あたしは人を不幸にする

人間だと思ってた


でも…颯人はこんなあたしに

一緒にいてほしいと

言ってくれたね


あたしはそんな颯人が

大好きです


でもね、颯人はあたしを

頼ってくれなかったね