俺の問いにコクコクと首を縦に振る桜音。
「別にもうちょい高いのでもいいんだぜ?」
そのメニューの隣には、加えてバナナや苺など、フルーツの盛られたものがある。
「ううん! これがいーのっ!」
笑顔でそう答える桜音を見たら、俺はそっか、としか言えなくなってしまった。
でも、その表情に遠慮の色は見られない。
どうやら本当にチョコカスタードが良かったようだ。
とりあえず。
1つ分かったこと。
それは桜音が甘党だということ。
梨沙と健は前に来たときに考えていたのか、すんなりとメニューを決めていた。
一方俺は、大きく張り出された季節限定メニューに目を奪われ、マロンクリームとカスタードの組み合わせにした。

