声かけても止まらない未知留を走って追い掛けて、腕を掴んで引き寄せると、小さな体はバランスを崩し、転びそうになった所を後ろから抱きしめた。 ちっせぇ体。 細い肩。 男とは違う柔らかさ。 俺のドキドキは止まらない。 取りあえず、待ち合わせした公園に連れて行って、二人してベンチに座る。 我慢してた涙が止まらなくなって、ひたすら泣きまくってた。 失恋した涙って、哀しいのに、何でこんなに綺麗なんだろ。