「俺はお前が好きなんだ。お前が俺を好きになるまで諦めねーぞ」


伊吹はそう言うと、私の肩を叩いてそのまま私の前から立ち去った。




「……なにあれ」


意味わかんない。




なにが、"お前が俺を好きになるまで諦めねーぞ"だよ。


意味わかんないっつうの。




あんなヤツのことなんか、好きになるわけないじゃない。


まったく。呆れちゃうわ。




「……はあ」


ため息をつき、教室に入る。




「あっ、葉月おはよーっ!!」


真由子が満面の笑顔で私に駆け寄ってきた。




「お、おはよう」


なんか今日はやけに機嫌いいわね。