「俺は葉月のこと、ずっと好きでいるよ。……これから先、なにがあっても」


伊吹は私の頭を撫でながらそう言った。




「……先生」


お願いだから……もうそんなこと言わないで。




「だって俺は、ずーっと葉月の味方だから」


「……先生」




もうダメッ……私にはやっぱり、もうこの気持ちを抑えることなんて出来ない。


この気持ちを……もう胸に閉じ込めておくことなんて出来ないよ。




「なにがあっても俺はずっと葉月の味方だ。……だからツラい時はいつでも俺の所にこい。慰めてやるから」


伊吹はそう言うと、優しい笑顔を浮かべた。




「……はい」