桜の木の下で




「っ!!?」



「2人で寝た方が温かいですよね?」



うん、今日寒いし。



…と言ってみたものの恥ずかしい!



うわあ…と顔を手で隠した。



指の隙間から先輩を見る。



先輩は困ったなあ…と頭をポリポリ掻いている。



「…我慢できるかわからないけど、優希ちゃんがそう言うな、ら…一緒に寝ようか」




「は、はい」




が、我慢って…何を?



そう考えていると、先に先輩がベッドへ入っていった。



「おいで」



と、毛布をあげてぽんぽんっとベッドを叩く先輩。



「~っ!!」



とてつもなく恥ずかしい…!!