翌日。
朝起きたら
母親の姿が消えていた。
置き手紙もない。
美音は嫌な予感がした。
「どうしよう…。
きっとあたしのせいだ。
あたしがどっか
行っちゃえなんて
言ったから…!!」
「美音!!
落ち着け、そんな事ない。
きっと大丈夫だ。
ちゃんと帰ってくる。」
「龍生…。」
美音は、
目を潤ませながら
龍生に抱きついた。