ある日。

この日は休日で
両親も出掛けていて居なかった。

家の中には美音と龍生しか居ない。

美音は一階のリビングでTVを見ていた。

龍生は自室で勉強しているらしく、
部屋に籠ったまま出てこない。

TVがつまらなくなった美音は、
二階に上がり、部屋に入った。

高校生になっても
基本的に仲良しの2人は、
同じ部屋で過ごしている。

これは父親の勧めだ。

双子だから勉強も教えられるし、
仲がいいからきっと助けられる、と。

龍生も美音のボディーガードが出来るし
と、父親が母親を説得して今に至る。