とある休日。
館の仲間の1人で、
両親の親友でもある
紗英がやってきた。
「あら、美音ちゃん。」
「こんにちは。」
「今日は仕事が
お休みだから来ちゃった。」
「そうなんですか。」
「龍貴たちは?」
「残念、今日は
二人とも仕事で、
家にはあたしたち
しかいないんですよ。」
「あぁ、龍生くんか。
元気してる?」
「はい。」
「そっかぁ…。
あの子も幼少期に
大変な思いしてるから…
美音ちゃん、
守ってあげてね。」