すると、龍生は周りを
キョロキョロ確認した後、
美音をぎゅっと抱き締めた。
「龍生…。」
「ごめん、キツいこと言った。
でも、バレたらヤバいんだ。
出来るだけ長く
一緒に居たいしさ、
俺お前と離れて
平気でいられる
自信なんてねぇよ。」
「解った…。
あたし、何がなんでも
言わないよ。
約束する。」
「絶対だぞ。」
付き合いを続けるためには、
絶対に公には出来ない。
バレてしまったらおしまいだ。