数日後。
美音はいつものメンバーと
廊下ではしゃいでいた。
「…愛ちゃんはさぁ、
好きな人居る?」
ふと、美音が訊いた。
「まだかなぁ…。
美音ちゃんは?」
実は愛は
龍生の事が好きだったが、
別に大っぴらに
する事もないかと
黙っていた。
「あたし!?
…内緒の話だけど、いるよ。」
「ええっ、誰!?誰!?」
その時だ。
「美音~!!
先生呼んでるぞ~。」
龍生の声がした。
「あっ、はぁい!!
ごめん、行かなきゃ。」
美音は走っていった。