悩んでいる様子は

なかった

いつもと同じ

明るい声で

僕に囁きかけて

くれる

「ねーぇ どうしたらいいと思う?」

僕はその時

ハッキリと

答えが

出せなかった

「そうだなぁ どうしようか?」

質問返しをして

そんな甘ったるい

恋人同士の時間を

心底

楽しんでいたからだ