ハァ‥ハァ‥;


まったくなんて広いの!?
こんなに部屋があっても使わない部屋のほうがきっと多いわ!!




不満(ただの愚痴だが)が爆発しそうなアリスだったがお客さまを待たせていたのでスピードを速めて向かった



ようやく客間へたどり着いたのはいいが息がきれていたアリスはまず深呼吸をして落ち着かせた





フゥー… よしっ!!



意を決して扉を開けるとソファーに二人の男の子がいた


目があったと思いきやいきなり


バタバタ ギュー

ア「キャッ!?」

?「アリスおねえちゃんだよね!?
僕だよ覚えてるぅ?」



いきなりダッシュで抱きつかれ、勢いにまけアリスが押し倒されている状態だ


アリスは困惑したが



ア「‥泉のところで怪我していた男の子ね?

無事みたいでよかったわ」ニコッ


?「大丈夫だったよ


アリスおねえちゃんのお陰だねぇ///


ホントにありがとう♪


あっ!僕はトゥーイードルダム。こっちにいるのが弟のディーだよぉ」



ダムの視線の先には同じ顔をした男の子がいた
アリスの視線に気づきやんわり微笑むと



デ「先日はダムを助けてくれてホントにありがとう。

ダムがその日からアリスおねえちゃんの事ばかり言うから会いに来たんだぁ


‥予想以上にかわいくてそんでもって優しいだなんて
僕らはついてるねぇ♪」



まさしくにぱっとでも聞こえそうなほどの笑顔と言葉でアリスは微かに頬を染めて恥ずかしそうに笑い返した




ア「そんなこと気にしなくてよかったのよ?


困ったときは助け合わなくちゃね♪


ところでダムとディーって双子よね?」



二人は肩につかないくらいの長さで、マクアマリンのような透き通ったキラキラした髪に
色素が薄い茶色の瞳
クリクリの瞳のせいか少し幼く見える

アリスの二つくらい年下だろうか

身長はアリスと変わらず153センチと小柄だが男の子は今からが成長期だ。