次の日--



珍しく早起きしたアリスはお城の中を一通り歩いた後、扉を開けて中庭へと出た


春と言えど朝方は冷える
ピンクのパジャマに薄手のカーディガンを羽織っただけのアリスは少し寒さを感じていた




そこへ郵便局のペリカンさんが走ってきた



ペ「わっΣアリスちゃんか
こんなに早くにどうしたの?」


ア「早く起きすぎて眠れないから散歩でもしようとおもってね


リンちゃんも早いのね
偉いわ」




ペ「リ‥‥リンちゃん?///


べっ別にいいんだけど
急にどうしたの?


それに男の子ってこと
忘れてるの?」



プゥとほほを膨らませているリンちゃん


見た目は腰までのサラサラの髪に銀色。瞳は黒で大きい目が特徴的だ

いつみても女の子に見えてしまう



アリスが17歳で
リンが14歳なので身長もまだアリスの方が高い
などが‥‥理由だろうか




ア「ふふっ。
そんなに怒らないで?


ペリカンさんなんて堅苦しいと思ったの
だから勝手にリンちゃんってつけさせてもらっちゃった♪


嫌だったかしら‥‥?


それと男の子だってこと
忘れてないわ」ニコッ



リ「そうだね

リンか‥‥

うん♪アリスありがとう

今度からこの名前を使うね!


ボソッ いつか男の子じゃなくて男として見てもらえるようになんなくっちゃ」


ア「ん?何か言った?」



リンは微笑みながら



リ「なんでもないよ♪


そうだ!アリス宛に手紙が来てるよ」


わたしに手紙?
誰だろうと思いながらリンから手紙を受け取った



リンは次の配達があるらしくすごいスピードで走っていった