すると灯真くんは、あたしの腕をギュッと掴んだ。 そして耳元で 「バラしたら許さないからね?」 と囁いたのだった。 あたしは顔を真っ赤にして、ダッシュで屋上から出ていった。 あたしこれから二重人格狼が3人もいる中で、安全に暮らせるのかなぁ? トホホ、と言うようにさっき震わせた肩を今度は落とすあたしだった。