「誕生日おめでとう、理沙」
「おめでとう、理沙ちゃん」
「ありがとう。お父さん、お母さん」
あれから、
私は懐かしい我が家に入った。
やっぱり、
ところどころ変わってるところもあったけど、
すごく落ち着いた。
そして今、
プレゼントを貰ったところ。
「良かったよ、今日渡せて…」
「えっ?」
「いや、こっちの話…」
なんだかお父さんは
焦っているように見えた。
「なんのこと…?」
「ふふっ、実は今日も行ったのよ!理沙ちゃんのところ!」
「ええっ!!」
アパートに!?
「プレゼント持ってー、今日こそはって!そしたら理沙ちゃんいないんだものー、見せたかったわ。その時の聡さんのガッカリした顔!」
「恵…、言うなよ。そんなこと…」
お父さんはもう、
真っ赤な顔をしている。

