別にお父さんを責める気持ちはなかった。

誕生日に会いに来たのは、
ひとりで部屋にいたくなかったから。


ただ、知りたいだけ。


私はここに居ていいのか、
ダメなのか…。








「理沙を邪魔、なんて思ってない。
…まして、いらない子…そんな風に思ったこともない。

絶対だ」


力強く話すお父さんに私は頷く。


「父さんは馬鹿だな…、本当に。今の今までなんにも気付いてやれなかった。勝手に、理沙は大丈夫、一人暮らしでもしっかりやっている。そう思ってた」



「うん…」



「でもそれは違ったんだよな?理沙?」



「うん、…違う」



本当は、
寂しかったんだよ…。



「それに気付けないなんて父親失格だな…」



お父さんは額に手をやり、
顔を俯かせた。