ソプラノ

俺達6人は、大鳥居を潜り、屋台がたくさん並んでいる通りに出た。






涼は由希と柚にまかせ、俺は涼達の後ろを歩いた。




―いつのまにか陸と俊介の間にはさまれていた俺。






「何」


俺はニヤニヤしている2人を気持ち悪そうに見た。





「ふふふ、分かっているぞ。もう2人は付き合ってるんだろ?」




陸は俺の右肩に手をのせ、



「浴衣姿の涼ちゃん、いつもより綺麗やなぁ・・・」



俊介が俺の左肩に手をのせる。





「うるせぇ」



俺は2人を無視して歩く。





「あぁ、涼ちゃん可愛い!輝いてる!」



陸が顔の前で手をかざす真似をすると、



「可愛いだろ?でも、お前には渡さねぇぜ」



と、俊介が俺の口調を真似して言った。




「おい」



俺は冷ややかな目で2人を見下ろすと、スタスタと早足で歩いた。