―――――――――― ――――― 「ん……………?」 ここは…………? 「……起きたか。」 後ろから掠れた声が聞こえた。 「………っガク!!?」 後ろを振り返ると、そこには壁に体を預けているガクの姿。 その足からは血が流れている。 「ちょっ………どうしたの!?」 近くに駆け寄ろうとすると 「いっ…………!!」 左腕に痛みが走った。 右手で押さえると、掌に血がついた。